「大和橘」は今から約2000年の昔、垂仁天皇が忠臣、田道間守(たじまもり)を常世の国に遣わし非時香果(ときじくのかぐのこのみ)=永遠に香っている果実と呼ばれる「不老長寿」の霊薬を大和に持ち帰らせた伝説の神木として、日本書紀や古事記、万葉集に記されており奈良と縁の深い植物です。
日本最古の柑橘植物で、絶滅危惧種に指定され、天然記念物にもなっています。
原種であるが故に、果実は直径3cm前後と小さく、甘みが少なく酸味と苦味が強いことが特徴です。
「大和橘」は、常緑樹で常に生い茂り、冬でも葉を落とすことがなく「永遠」を象徴する植物として、文様や家紋のデザインにも用いられ、昭和の時代より、橘の白い花は文化勲章のデザインにもなっています。
橘の果皮は生薬名:橘皮(キッピ)といい、古くより漢方薬の原料として使われてきました。
ミカン科(香酸柑橘類)橘の果皮から抽出したタチバナ果皮エキスは、保湿作用、美白作用、メラニン抑制作用、シミを薄くする効果が期待できます。
*上記内容は成分の特徴を述べたものであり、化粧品に配合された場合には、必ずしもその働きをするものとは限りません。
奈良県産の4種類の和漢植物エキス(ヤマトタチバナ、ヤマトトウキ、ヤマトオウバクヤマトシャクヤク)を保湿成分として配合。
「大和橘」を感じるさわやかなシトラスの香りです。